命の長さについて
皆様、お留守していました。お元気でしょうか?
人の命の長さについて、考えさせられた日々でした。
私の妹のご主人の話です。
兄弟夫婦の誰よりも体格がよく、病気一つしない人だと思っていました。・・・この不景気で数年前に仕事を離れ、別の仕事についていました。そこで認められ、正社員に登用される事が決まり昨年の正月前には入社前の健康診断に行ってきたという事で、喜んで話していた事を思い出します。
検査結果は末期ガン
前の仕事では毎年検診を行っていて、ここ数年・・ほんの数年検診していなかっただけで・・・「末期」のガン診断でした。聞く所によれば、健康な人ほど進行は早いとの事。余命3ヶ月・・・娘さんの結婚式の直前でした。
その後入退院の繰り返し、結婚式も無事終えこの秋にはなんとも若いおじいちゃんになりました。「3ヶ月」・・・誤診では無いの?誤診で有ってくれ!との思いは通ぜず、今月10日緊急入院・・・
お見舞いに伺ったときには酸素マスク越しでしたが、意識はハッキリしておりました。気丈な妹は淡々と長くは無い事を察していたように、肺炎を併発しているとの事。
生きているうちにお会いしたこの日が、私には最後の日となりました。
23日、亡くなったとの連絡が・・・・・・・
きれいな顔をしています。
25日通夜、26日告別式、妹は立派に喪主を務め上げました。
ふっくらしていた妹は、いつの間にか、どのくらい体重を落としたのでしょう・・・
旦那さんの同級生が、最後の火葬場まで付いて来てくれました。
途中、日本海の海は久しぶりの吹雪で荒れていました。・・・
全国的に荒れ模様の一日、・・・

時々会う妹の旦那さんは「にいさん!」と同い年の私をそう呼びます。
そう呼ばれるといつも照れくさくなっていた私です。
でも、・・・もう頭の中で、記憶の中で呼ばれる事があっても、その義弟はもういません。
火葬場で待つ時間、長い時間です・・・
タバコを吸いに出ます。ガラス天井のある中庭での空は、この吹雪の中で一瞬の晴れ間を見せてくれました。

ガラス天井の隙間から、キラキラと小雪が舞い降りてきます。
冷たい天使が舞い降りてきた、・・・・私にはそう思えたひと時でした。
この世の命、何の本だったか今は思い出せません。頭の中から呼びかけます。
人生は修行の場、修行を終えた順に天に召される。修行を早く終えたからといって悲しむことは有りません。人生は一瞬でしかないのですから、・・・各々に架せられた時間をどのように過ごすか、使うかが課題です。
人生は考えれば苦しいことが多いのですから、ちょっとした幸せを感じながら生きていくもの、ただ自殺のように自ら逃れてはなりません、天上からの迎えはこないでしょう。
命の長さは誰が決めるのでしょう、それは決して自分では無いと言う事は確かなようです。小さな天使が降りてきたとき、お迎えありがとうございます。と呟けた一瞬でした。
今日から会社へ出勤、ずーと会社を休んでいたような気分です。
仕事に没頭できません。タバコを吸いに喫煙場へ行きました。
煙が目に染みて涙が止まりません・・・・・・・・・・・
一人でいるとまだダメなようです。
でも切り替えねばいけません。妹はもっと悲しんでいるはずです。
明日からは・・明日からは・・・
私の修行はまだ終わってはいないのですから、頑張らねば!
人の命の長さについて、考えさせられた日々でした。
私の妹のご主人の話です。
兄弟夫婦の誰よりも体格がよく、病気一つしない人だと思っていました。・・・この不景気で数年前に仕事を離れ、別の仕事についていました。そこで認められ、正社員に登用される事が決まり昨年の正月前には入社前の健康診断に行ってきたという事で、喜んで話していた事を思い出します。
検査結果は末期ガン
前の仕事では毎年検診を行っていて、ここ数年・・ほんの数年検診していなかっただけで・・・「末期」のガン診断でした。聞く所によれば、健康な人ほど進行は早いとの事。余命3ヶ月・・・娘さんの結婚式の直前でした。
その後入退院の繰り返し、結婚式も無事終えこの秋にはなんとも若いおじいちゃんになりました。「3ヶ月」・・・誤診では無いの?誤診で有ってくれ!との思いは通ぜず、今月10日緊急入院・・・
お見舞いに伺ったときには酸素マスク越しでしたが、意識はハッキリしておりました。気丈な妹は淡々と長くは無い事を察していたように、肺炎を併発しているとの事。
生きているうちにお会いしたこの日が、私には最後の日となりました。
23日、亡くなったとの連絡が・・・・・・・
きれいな顔をしています。
25日通夜、26日告別式、妹は立派に喪主を務め上げました。
ふっくらしていた妹は、いつの間にか、どのくらい体重を落としたのでしょう・・・
旦那さんの同級生が、最後の火葬場まで付いて来てくれました。
途中、日本海の海は久しぶりの吹雪で荒れていました。・・・
全国的に荒れ模様の一日、・・・

時々会う妹の旦那さんは「にいさん!」と同い年の私をそう呼びます。
そう呼ばれるといつも照れくさくなっていた私です。
でも、・・・もう頭の中で、記憶の中で呼ばれる事があっても、その義弟はもういません。
火葬場で待つ時間、長い時間です・・・
タバコを吸いに出ます。ガラス天井のある中庭での空は、この吹雪の中で一瞬の晴れ間を見せてくれました。

ガラス天井の隙間から、キラキラと小雪が舞い降りてきます。
冷たい天使が舞い降りてきた、・・・・私にはそう思えたひと時でした。
この世の命、何の本だったか今は思い出せません。頭の中から呼びかけます。
人生は修行の場、修行を終えた順に天に召される。修行を早く終えたからといって悲しむことは有りません。人生は一瞬でしかないのですから、・・・各々に架せられた時間をどのように過ごすか、使うかが課題です。
人生は考えれば苦しいことが多いのですから、ちょっとした幸せを感じながら生きていくもの、ただ自殺のように自ら逃れてはなりません、天上からの迎えはこないでしょう。
命の長さは誰が決めるのでしょう、それは決して自分では無いと言う事は確かなようです。小さな天使が降りてきたとき、お迎えありがとうございます。と呟けた一瞬でした。
今日から会社へ出勤、ずーと会社を休んでいたような気分です。
仕事に没頭できません。タバコを吸いに喫煙場へ行きました。
煙が目に染みて涙が止まりません・・・・・・・・・・・
一人でいるとまだダメなようです。
でも切り替えねばいけません。妹はもっと悲しんでいるはずです。
明日からは・・明日からは・・・
私の修行はまだ終わってはいないのですから、頑張らねば!