新潟市美術館「英国の夢(ラファエル前派展)」
連日の暑さで我が家もクーラーが欠かせなくなってしまいました。(^_^;

こんな日は、外でのイベントにはちょっと暑苦しいので、新潟市美術館へ涼みがてら見学です。(^-^)

新潟市美術館は今年で開館30周年を迎えます。
それを記念する「ラファエル前派展」を見てきました。♪ d(⌒o⌒)b♪
ラファエル前派と言うのは、当時イギリスで活躍した画家のグループで、ロマンティックな中世の美を理想とし、騎士物語やギリシャ神話、聖書の世界を描いた若手メンバーたちのグループの事を言います。
これらの作品群は絵画の中でも、私の好きな分野です。(^-^)/
メンバーにはジョン・エヴァレット・ミレイ、ウイリアム・ホルマン・ハント、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、エドワード・バーン=ジョーンズ、アーサー・ヒューズ、ジョン・ウイリアム・ウォーターハウス、など今では有名なメンバーが多いですね。(^-^)
筆頭に挙げたいのは、やはりチラシにも代表されるミレイの作品!
←ブラック・ブランズウイッカーズの兵士
(クリック拡大で文字無し絵画のみ見れます)
この作品名は、「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」と書いて有りました。
ワーテルローのブランズウィック騎兵隊員が戦場に向かう際の、恋人との別れのシーンを取り上げた作品です。
扉に手を掛けた騎兵隊員を行かせたくない様子が、彼女のドアノブを押さえて前に立ちはだかる様から伝わってくる悲しい作品ですね。(´・_・`)
写真では分かりづらいかも知れませんが、当時の作品としては、男女の服装の質感がすごく伝わる油絵でした。
もう一つ、ミレイの作品を展示されている中から揚げてみると、・・・

春「りんごの花」、でしょうか?(^-^)
この「春」、そして「枯葉」「安らぎの谷」の3点は、主題の無い絵画としてロイヤル・アカデミー展に出品しましたが、当時は不評だったそうです。
以降、ミレイの油絵は物語絵に戻っていき、そちらの方は大成功を納めました。
観る側からすると、ただ描かれた作品より、意味を持った絵画の世界が欲しかったのでしょうね。
でもこの作品は、ものすごく丁寧に少女たちが描かれていて、この作品の少女に恋をしそうなくらい実際の油絵からは感じ取れました。
一度全部見終わった後、再び戻って作品の前に立った私はやはり恋をしてしまったようです。(。・ ω<)ゞ
その他の作品をちょこっと紹介!
エドワード・バーン=ジョーンズの
「フラジオレットを吹く天使」
フラジオレットってどんな音が出るのかなぁ~?

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの
「シビラ・バルミフェラ」
チケットにも使われている絵ですが、このロセッティの描く女性はどの作品も同じ顔でちょっと私には飽きる作品です。(^_^;)
モデルが同じなのかなぁ~?
今回の展示では無かったですが、作品「ヴェヌス・ヴェルティコルディア」、「ファッツィオの恋人」、「ベアータ・ベアトリクス」、「モンナ・ヴァンナ」、・・・違いが私には分かりません。(ーー;)

ジョン・ウイリアム・ウオーターハウス
の 「エーコーとナルキッソス」
ギリシャ神話の一つにも出てくる作品で、ナルシストの語源ともなったお話しの絵ですね。
若さと美しさを兼ね備えていたナルキッソスは、ある時アプロディーテーの怒りに触れ、ナルキッソスを愛される相手に所有させることを拒むようにしてしまいます。
ある日、森の妖精の一人エーコーが彼に恋をします。エーコーもまた怒りをかい、自分では口がきけず、他人の言葉を繰り返すことのみを許されてしまいます。エーコーはナルキッソスの言葉を繰り返す以外、何もできません。ナルキッソスは「退屈だ」としてエーコーを見捨て、エーコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけが残って木霊になりました。
これを見た神ネメシスは、他人を愛せないナルキッソスを自分だけを愛するようにしてしまいます。
ある日ナルキッソスが水を飲もうと水面を見ると、中に美しい少年がいました。もちろんそれはナルキッソス本人、ナルキッソスはひと目で恋に落ち、そしてそのまま水の中の美少年から離れることができなくなり、やせ細って死んでしまいます。(また、水面に写った自分に口付けをしようとしてそのまま落ちて水死したという話もある。)
ナルキッソスが死んだあとには水仙の花が咲いていたと言われ、水仙のことを欧米ではナルシス(Narcissus)と呼びます。ここからナルシストの語源にもなるのですが、水仙の花言葉「自惚れ」も、これで理解できそうですね。d(⌒o⌒)b
もっと書きたかったですが、時間が無くなってしまいました。(^_^;)
美術館へ行くと、絵画の説明をテープで聞けるシステムが有りますが、今日は500円も取られちゃいました。(ーー;)
絵を見るだけでは分からない部分は、書いて一緒に展示してあれば良いものの、今は何でもお金を取る時代です。ほとんどのお客様は絵を純粋に鑑賞するだけで良いみたいですが、私はいつもテープを借りて周ります。お高くついてしまいますね。(´・_・`)
もっと安くしてくれ~!(^O^)
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こんな日は、外でのイベントにはちょっと暑苦しいので、新潟市美術館へ涼みがてら見学です。(^-^)

新潟市美術館は今年で開館30周年を迎えます。
それを記念する「ラファエル前派展」を見てきました。♪ d(⌒o⌒)b♪
ラファエル前派と言うのは、当時イギリスで活躍した画家のグループで、ロマンティックな中世の美を理想とし、騎士物語やギリシャ神話、聖書の世界を描いた若手メンバーたちのグループの事を言います。
これらの作品群は絵画の中でも、私の好きな分野です。(^-^)/
メンバーにはジョン・エヴァレット・ミレイ、ウイリアム・ホルマン・ハント、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、エドワード・バーン=ジョーンズ、アーサー・ヒューズ、ジョン・ウイリアム・ウォーターハウス、など今では有名なメンバーが多いですね。(^-^)
筆頭に挙げたいのは、やはりチラシにも代表されるミレイの作品!

(クリック拡大で文字無し絵画のみ見れます)
この作品名は、「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」と書いて有りました。
ワーテルローのブランズウィック騎兵隊員が戦場に向かう際の、恋人との別れのシーンを取り上げた作品です。
扉に手を掛けた騎兵隊員を行かせたくない様子が、彼女のドアノブを押さえて前に立ちはだかる様から伝わってくる悲しい作品ですね。(´・_・`)
写真では分かりづらいかも知れませんが、当時の作品としては、男女の服装の質感がすごく伝わる油絵でした。
もう一つ、ミレイの作品を展示されている中から揚げてみると、・・・

春「りんごの花」、でしょうか?(^-^)
この「春」、そして「枯葉」「安らぎの谷」の3点は、主題の無い絵画としてロイヤル・アカデミー展に出品しましたが、当時は不評だったそうです。
以降、ミレイの油絵は物語絵に戻っていき、そちらの方は大成功を納めました。
観る側からすると、ただ描かれた作品より、意味を持った絵画の世界が欲しかったのでしょうね。
でもこの作品は、ものすごく丁寧に少女たちが描かれていて、この作品の少女に恋をしそうなくらい実際の油絵からは感じ取れました。
一度全部見終わった後、再び戻って作品の前に立った私はやはり恋をしてしまったようです。(。・ ω<)ゞ
その他の作品をちょこっと紹介!


「フラジオレットを吹く天使」
フラジオレットってどんな音が出るのかなぁ~?

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの

「シビラ・バルミフェラ」
チケットにも使われている絵ですが、このロセッティの描く女性はどの作品も同じ顔でちょっと私には飽きる作品です。(^_^;)
モデルが同じなのかなぁ~?
今回の展示では無かったですが、作品「ヴェヌス・ヴェルティコルディア」、「ファッツィオの恋人」、「ベアータ・ベアトリクス」、「モンナ・ヴァンナ」、・・・違いが私には分かりません。(ーー;)


の 「エーコーとナルキッソス」
ギリシャ神話の一つにも出てくる作品で、ナルシストの語源ともなったお話しの絵ですね。
若さと美しさを兼ね備えていたナルキッソスは、ある時アプロディーテーの怒りに触れ、ナルキッソスを愛される相手に所有させることを拒むようにしてしまいます。
ある日、森の妖精の一人エーコーが彼に恋をします。エーコーもまた怒りをかい、自分では口がきけず、他人の言葉を繰り返すことのみを許されてしまいます。エーコーはナルキッソスの言葉を繰り返す以外、何もできません。ナルキッソスは「退屈だ」としてエーコーを見捨て、エーコーは悲しみのあまり姿を失い、ただ声だけが残って木霊になりました。
これを見た神ネメシスは、他人を愛せないナルキッソスを自分だけを愛するようにしてしまいます。
ある日ナルキッソスが水を飲もうと水面を見ると、中に美しい少年がいました。もちろんそれはナルキッソス本人、ナルキッソスはひと目で恋に落ち、そしてそのまま水の中の美少年から離れることができなくなり、やせ細って死んでしまいます。(また、水面に写った自分に口付けをしようとしてそのまま落ちて水死したという話もある。)
ナルキッソスが死んだあとには水仙の花が咲いていたと言われ、水仙のことを欧米ではナルシス(Narcissus)と呼びます。ここからナルシストの語源にもなるのですが、水仙の花言葉「自惚れ」も、これで理解できそうですね。d(⌒o⌒)b
もっと書きたかったですが、時間が無くなってしまいました。(^_^;)
美術館へ行くと、絵画の説明をテープで聞けるシステムが有りますが、今日は500円も取られちゃいました。(ーー;)
絵を見るだけでは分からない部分は、書いて一緒に展示してあれば良いものの、今は何でもお金を取る時代です。ほとんどのお客様は絵を純粋に鑑賞するだけで良いみたいですが、私はいつもテープを借りて周ります。お高くついてしまいますね。(´・_・`)
もっと安くしてくれ~!(^O^)
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